ライブリロード
ライブリロードは、アプリのウェブ部分とデバイスハードウェアやシミュレータの Native 機能の両方をデバッグするのに便利です。コードを変更するたびに新しい Native バイナリをデプロイするのではなく、アプリの変更が検出されるとブラウザ(または Web ビュー)を自動的にリロードします。
デバイス上で実行している場合は、そのデバイスがコンピュータと同じ Wi-Fi ネットワーク上にあることを確認します。
Ionic CLI を利用する
Ionic CLI には完全なライブリロードエクスペリエンスが含まれており、以 下で手動で説明するすべての手順が自動化されています。 native-run
(デバイスやシミュレータ/エミュレータ上で Native バイナリを実行するためのクロスプラットフォームコマンドラインユーティリティ)と一緒にインストールします:
npm install -g @ionic/cli native-run
次に ionic cap run
コマンドをつかってライブリロードプロセスを開始します:
ionic cap run android -l --external
ionic cap run ios -l --external
これによって ionic build
を行い、Web アセットを Native プラットフォームにコピーします。そして Native プロジェクトの IDE を開きます(Xcode for iOS, Android Studio for Android)。
capacitor.config.json
の設定を読み込んで server
が自動的に起動しますが、コマンドを終了すると自動的に削除されます。 ionic cap run
コマンドの詳しくは、 こちらをご覧ください。
Framework CLI を使う
Capacitor ライブリロード機能を備えた CLI をサポートしています。
まず、LAN 上のコンピュータの IP アドレスを確認します。
- macOS の場合、
ifconfig
を実行します。 IP アドレスは、inet
の後のen0
エントリの下に表示されます。または、システム環境設定->ネットワーク->(アクティブなネットワークを選択)を開き、ステータスに表示されている IP を探します。 - Windows の場合、
ipconfig
を実行してIPv4
address をご確認ください。
次に、ローカル Web サーバーを起動します。LAN からアクセスできるようにするには、サーバーを 0.0.0.0
にバインドする必要があります。実行するコマンドはさまざまですが、通常は次のようになります:
npm run start
react-scripts では
HOST=0.0.0.0 npm run start
を使ってください。
capacitor.config.json
の中で、 server
キーをつくって、 url
フィールドにローカル Web サーバーの IP アドレスとポートを設定します:
"server": {
"url": "http://192.168.1.68:8100",
"cleartext": true
},
次に npx cap copy
を実行して、Capacitor の設定と Web アセットを Native プロジェクトにコピーします。
NativeIDE を開いていない場合は開いてください:
npx cap open ios
npx cap open android
最後に、Run ボタンをクリックしてアプリを起動し、ライブリロードを使い始めます。
サーバー構成をコミットしないように注意してください。