プラグイン API の使用
画面の向きを変える機能を実装する前に、プラグインの API を実行するユーザーインターフェイスを構築することは理にかなっています。基本的には、プラットフォーム間の機能パリティを迅速にテストするためのテストハーネスを構築したいと考えます。
このチュートリアルの焦点は、Capacitor プラグインの構築方法であり、Ionic Framework アプリケーションの構築方法ではないので、必要なファイルの完成版を取得し、その内容をプロジェクトにコピー&ペーストするだけです。
コピーした後、ionic serve
コマンドを使用して Capacitor アプリを提供します。ブラウザのデベロッパーツールを開くと、次のようなエラーが表示されるはずです。
Uncaught (in promise) ScreenOrientation does not have web implementation.
そのエラーはチェックアウトされます。私たちはまだどのプラットフォームにもコードを実装していないのです。ブラウザを開いたままにしておいてください。まずはウェブプラットフォームを実装します。その前に、Home.tsx
から関連するコードを確認しましょう。
プラグインはどのように使われているのですか?
画面の向きを追跡する:
const [orientation, setOrientation] = useState<string>('');
状態変数 orientation
は、画面の向きの値を保持するために使用されます。これは setOrientation
を呼び出すことで更新することができます。コードの実行を開始した時点では現在のスクリーンの向きがわからないので、デフォルトでは空の文字列が格納されます。文字列型を使用することで、UI に表示するデザインを簡単に伝えることができます。
イベントリスナーは screenOrientationChange
が発生したときに orientation
を更新するように設定されています。
ScreenOrientation.addListener('screenOrientationChange', res =>
setOrientation(res.type),
);
現在の画面の向きは UI のロード時に取得され、作成されたリスナー(上記のようなもの)は UI が DOM から削除されたときに削除されます。
useEffect(() => {
ScreenOrientation.orientation().then(res => setOrientation(res.type));
return () => {
ScreenOrientation.removeAllListeners();
};
}, []);
useEffect
と return 関数は React 特有の構文ルールなので深読みはしないでください。
正しいデザインを表示する:
OrientationType
には、縦向きの場合、 portrait-primary
と portrait-secondary
の 2 つの値があります。横向きの 場合も同様です。私たちの UI は、それらの違いを気にせず、横向きか縦向きかだけを気にしています。
{
orientation.includes('portrait') &&
{
/* Provide a button that will rotate and lock the screen orientation to landscape mode. */
};
}
{
orientation.includes('landscape') &&
{
/* Let the user "sign" and unlock screen orientation through a confirmation button. */
};
}
画面の向きのロックとロック解除:
ポートレートデザインには、画面の向きを変更し、押すとロックされるボタンが含まれています。
onClick={() => ScreenOrientation.lock({ orientation: "landscape-primary" })}
逆に、横向きのデザインには、押すと画面の向きが解除されるボタンがあります。
onClick={() => ScreenOrientation.unlock()}