CapacitorのJavaScript API
Capacitorは、同じコードベースで複数のプラットフォームでアプリが正常に動作するように、いくつかのJavaScript関数を用意しています。
グローバルなCapacitorオブジェクト
以下のコードでグローバルなCapacitorオブジェクトをインポートすることができます。
インポート { Capacitor } from '@capacitor/core';
Capacitor` オブジェクトには、Capacitor アプリの開発で直面する可能性のある WebView to Native の最も一般的な問題を解決するための関数がいくつかあります。
Capacitor.convertFileSrc
convertFileSrc: (filePath: string) => string;
(ファイルパス:文字列)。
デバイスのファイルパスをWeb Viewに適したパスに変換します。
Capacitorアプリはデバイスファイルとは異なるプロトコルで提供されます。これらのプロトコル間の困難を避けるため、デバイスファイルへのパスは書き換える必要があります。例えば、Android では file:///path/to/device/file
を http://localhost/_capacitor_file_/path/to/device/file
に書き換えてから Web View で使用する必要があります。
// file:///path/to/device/photo.jpg
const rawPhotoUri = await Filesystem.writeFile({
path: "myFile.jpg",
data: base64Data,
directory: FilesystemDirectory.Data
});
// http://localhost/path/to/device/photo.jpg
const fixedPhotoUri = Capacitor.convertFileSrc(rawPhotoUri.uri),
Capacitor.getPlatform
getPlatform: () => 'web' | 'ios' | 'android';
アプリが現在動作しているPlatformの名前を取得します。アプリが動作しているデバイスに応じて "web"
, "ios"
, または "android"
という値が返されます。
if (Capacitor.getPlatform() === 'ios') {
console.log('iOS!');
} else if (Capacitor.getPlatform() === 'android') {
console.log('Android!');
} else {
console.log('Web!');
}
Capacitor.isNativePlatform
isNativePlatform: () => boolean;
現在稼働しているプラットフォームがネイティブであるかどうかを確認します。この関数は、アプリがネイティブでインストールされたCapacitorアプリとして実行されている場合は true
を、ブラウザ経由で提供されている場合やPWAとしてインストールされている場合は false
の値を返します。
if (Capacitor.isNativePlatform()) {
console.log("I'm a native app!");
} else {
console.log("I'm a PWA or Web app!");
}
Capacitor.isPluginAvailable
isPluginAvailable: (name: string) => boolean;
現在実行中のプラットフォームでプラグインが利用可能かどうかをチェックします。プラグイン名はプラグインレジストリで使用されるため、カスタムプラグインでも動作します。
const isAvailable = Capacitor.isPluginAvailable('Camera');
if (!isAvailable) {
// Have the user upload a file instead
} else {
// Otherwise, make the call:
const image = await Camera.getPhoto({
resultType: CameraResultType.Uri,
});
}